冗長
- 借りたCD
- ノイ!/ノイ!75
- ミルフォード・グレイブス/ミルフォード・グレイヴス・パーカッション・アンサンブル
- ベルトルト・ブレヒト=クルト・ヴァイル/三文オペラ
- ファンカデリック/マゴット・ブレイン
- アート・アンサンブル・オブ・シカゴ/アーバン・ブッシュメン
- オーネット・コールマン/ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン
- プリンス/パープル・レイン
久しぶりにCDの山の中からフェラ・クティの「UNDERGROUND SYSTEM」とか
「NA POI/ZOMBIE」とか取り出してきて聞いてみると、やっぱり良い。
とにかく聴いていると止まらなくなる。何時間でも聴いていたくなる。
ブライアン・イーノが「70年代には3つの偉大なビートがあった。ひとつはジェームス・ブラウンの
ファンクであり、ひとつはフェラ・クティのアフロ・ビートであり、そしてノイ!のノイ!ビートだ」
と言ったらしいけれど、ポピュラー・ミュージックを音楽の原理的な部分、
リズムと反復・狂騒感へと回帰させたその影響は多大であり、そして今もその影響下にある。
なんてことはぐだぐだ言わずに、ただ耳を澄ませて、身体で聴けば良い。
私たちはこの音楽を「知っている」。
「ジャ・ジャンクー祭り」と称して、一人でTSUTAYAでビデオを借りて
ジャ・ジャンクーの劇場長編を全部一気に見たのだが、
彼の映画はやはりとてつもない。一瞬一瞬に驚かされる。
そして画面の全ての部分から、「場所」があふれ出て我々を浸食する。
その感覚は王兵の「鉄西区」を見ているときも感じたから、
今の中国本土には、何かとてつもなく衝動的な「空間」が存在しているのだろうと思う。
ジャ・ジャンクーも王兵もまだまだ若い。これからの人生を彼らの新しい映画と共に過ごせると思うと
とても幸せな気分になる。
自分の世代では「我々の時代のモノ」として意識できるものはとても少ない。私は常に遅れている。